ダイエットをしてもリバウンドしてしまう方は、思考パターンに問題がある可能性があります。ここでは、ダイエットしてもリバウンドしてしまう人が持ちがちな思考パターンをいくつかご紹介します。
リバウンドする思考パターン
「痩せるまでがダイエット、痩せた後は何でも食べられる」
この思考パターンは、ダイエットを達成した後にリバウンドする最も一般的な原因の1つです。ダイエットを達成した後に、以前と同じように食べ始めると、体重も以前と同じように戻ってしまいます。
正しい思考パターンは、健康的な食生活を習慣化し、それを一生続けることです。
ですが、ストレスがかかってしまうと、どうしてもジャンクフードを食べてしまったり、仕事が終わった後、ホッとして、お腹が空いていないのに、食べてしまうこともあります。
こういったストレスを解消することが、健康的な食習慣を定着させるための必須条件になってきます。
「食べ物は悪いもの、制限しなければならない」
この思考パターンは、ダイエットに失敗する最も一般的な原因の1つです。食べ物を「悪いもの」と考えると、自己制御が難しくなり、食べすぎることがあります。
正しい思考パターンは、食べ物を栄養素を提供するものとして考え、適切な量を摂取することです。
「食べる=太る」というのではなく、「食べる=栄養素を摂取する」と考えます。
この場合、たくさん食べる必要はありません。
ミニトマト一個でも、リコピンを摂取することができます。
いろんなものを少しずつ食べて、栄養バランスを良くすれば、そんなにお腹が空くこともありません。
お菓子はエンプティフードと言われ、栄養素が少ないので、食べても食べても満足しません。
お野菜や果物は、栄養があるので、そんなに食べる必要がありませんし、そもそも、そんなに沢山食べる事ができないですよね(^^;
いろんな種類の食べ物を少しずつ食べて、栄養バランスが良くなれば、たくさんの量を食べる必要が無くなってきます。
「自分は痩せることができない」
この思考パターンは、自己効力感を低下させ、ダイエットに失敗する原因の1つです。自分が痩せることができないと思うと、ダイエットを続ける自信がなくなり、挫折してしまうことがあります。正しい思考パターンは、自分が痩せることができると信じ、コツコツと続けることです。
ダイエットが難しい人は、これまでの経験が定着してしまい、この傾向が強く出てしまいます。
思考は現実化します。「自分は痩せることができない」と思えば、当然、それが現実化してしまいます。
痩せたいと思っているのであれば、「自分は痩せることができない」という思い込みを外す事が、リバウンドしないためには必要になってきます。
自分自身の思考力が、現実を創っていることを、決して忘れないようにすることです。
「ストレスがたまったら、食べ物で解消する」
この思考パターンは、ストレスが原因で過剰な食事をするため、ダイエットに失敗する原因の1つです。食べ物でストレスを解消すると、過剰な食事をすることがあり、体重が戻ってしまうことがあります。正しい思考パターンは、ストレス解消の方法として、運動やリラックスすることが必要です。
ただ、食べるという行為は、簡単にリラックス状態にさせるので、それを無意識のうちに求めてしまって、食べてしまう場合もあります。
本当に自分は今、お腹が空いているのか? と、ちゃんと身体に聞いて食べるようにします。
「美味しいものを我慢しなければならない」
ダイエットをしていると、「おいしいものを食べることは許されていない」という考え方になってしまうことがあります。この思考は、長期的には持続しないもので、いつかは必ず崩れてしまいます。
「結果を出すには、努力しなければならない」
ダイエットでの努力は大切ですが、完璧に運動や食事をしていたとしても、必ずしも結果が出るとは限りません。過度に努力し、成果が出ないときにはがっかりして、逆にストレスになってしまいます。
「一度失敗したらもうダメ」
ダイエット中についつい食べ過ぎてしまい、それが失敗と感じると、一気に挫折してしまいがちです。しかし、少しの失敗は軽視し、次回に気をつけることが大切です。完璧を求めることにこだわりすぎると、ストレスがたまり、リバウンドする原因になるので注意が必要です。
リバウンドを防ぐには
ダイエットにおいて、リバウンドを防ぐためには、心理的な側面にも注意を払う必要があります。以下のような方法を試してみましょう。
1.「我慢しない食事スタイル」を作る
無理な食事制限は続きません。自分のライフスタイルにあった、我慢しない食事スタイルを考えましょう。例えば、好きなものを少しずつ楽しむ、休日や食事の時間を楽しむ、バランスの良い食事を心掛けるなどがあります。
2.運動を楽しめるようにする
運動はストレス解消にもなりますが、楽しんで続けられる方法を見つけることが肝心です。例えば、ジムでのトレーニングや、外でのウォーキング、ヨガやピラティスなど、自分に合った運動を探してみましょう。
3.ダイエット自体を目的にしない
ダイエットをして痩せても、その目的がただ「痩せること」だけであれば、その成果自体が続くことはないでしょう。自分が痩せたい理由を明確にし、自分自身が理解できる目標設定をしましょう。それによって、ダイエットを継続することができます。
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